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おれが走る理由

「監督、今、人生のピークなんじゃないですか」

今野浩喜はそう言った。



きのうのできごと。
お昼。
映画「くそガキの告白」主演今野浩喜さんとヒロイン田代さやかさんが出演するJCOMチャンネルの生放送に見学に行った。
見学だけのつもりが最後ちょっとだけ出演させてもらった。

でも人生のピークじゃないよ。
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夕方。
日刊サイゾーの取材で小林政広監督と対談した。
小林監督は、映画が撮れないとウジウジ悩んでた自分にツイッター上で、とにかく撮ってみろ!と背中を押してくれた方。映画『くそガキの告白』は小林監督がいなければ生まれなかった。そんな恩人と公開直前にまた会えた事が嬉しかった。

小林監督は、デビュー作での自分の宣伝活動を振り返って、飲み屋に入って知らない人に前売り券を売りさばく毎日を楽しかったなあと仰った。
その話を聞いたとき、あ、おれ、今楽しいのかもしれないとおもった。
宣伝活動うまくいかないことがいっぱいあるし、いっぱいいっぱい嫌なことあるけど、楽しいんじゃないかと。
今、おれ、すげえ楽しいんじゃないかと。

でも人生のピークではない。

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夜。
渋谷アップリンクで僕の過去の作品を上映する「鈴木太一特集」なるイベントが行われる。
おれなんかまだまだ特集組めるような監督ではないのに、こんなイベントを組んでくれた劇場さん、ありがたい。そんなにお客さんがいっぱい集まったわけではないけど、でも、僕の知人を中心にいろんな人が観に来てくれた。ありがたい。
しかも、反応がすこぶる良くて、みんな映画を観てガハガハ笑ってくれるのだ。
上映後、村上賢司監督と白石晃士監督とトークをした。映画を撮れなくてウジウジしていたことからずっと羨ましく思っていた先輩監督二人と自分の映画について話せてすごく嬉しかった。
映画を撮れていないころ、よくこういう自主映画のトークイベントを客席で見ていたものだ。ああ、おれも、こうやってお客さんの前で話すようになったのだなあと、なんか妙に浮かれてしまった。

でも人生のピークではない。

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そのあと、キングオブコメディ出演ライブ後の会場前でチラシ配りをした。
今野さんが番組などでいろいろおれをいじってくれるおかげで、キンコメファンの方の間でおれがそこそこ有名になっている。










何人かの方に、写真撮ってください、握手してください、サインしてください、と言われる。
ああ、おれ、今人生のピークかもしれない。
そう思えてしまうほど、キンコメファンの方があったかい。
そしてこの日のチラシ配りは、自分の特集上映に来てくれた仲間たちと一緒にやった。
そんな仲間たちの存在がとても嬉しかった。
しかも、しかもだ、そのあと、みんなで、天下一品でラーメンを食べたのだよ!
天下一品だぞ、おれが世界で一番好きなラーメンだぞ。
世界で一番好きなラーメンを、チラシ配りのあとに今野さんをはじめとする仲間と食べたんだぞ!
ああ、これが、ピークというものか、ピークなのか…

そう思っていた帰り道。
山手線を逆方向に乗ってしまった。

馬鹿野郎!
浮かれてんじゃねえぞ!
勝負はこれからだ。

でも、こんな一日にありがとう。
こんな日々にありがとう。

6.30テアトル新宿公開まであと3日。
おれ、36歳。まだまだ人生半分。あと半分残ってる。
ピークはこれからだ。
おれの人生のピークは、未来のおれが決める。
未来のおれは、今のおれのことを忘れてる。
今のおれなんてくそくらえ!
だから、おれは走る。

というわけで、
6.30公開前夜、6月29日(金)夜からおれは24時間チラシ配り続けるぞ!!








新宿の変質者

週末、いっぱいチラシを配った。

金曜日。
事務作業がたまっていて最近家にいることが多かったので街に出て大々的にチラシを配るのが久しぶりだった。
久しぶりだと最初の一声は緊張する。

改めて、これがおれの宣伝スタイル。
太一スタイル

一人でも胸のサンドイッチは余裕でできる。
でも、頭のサンドイッチはなかなかつけられない。
頭をつけると一気に変質者度が増すからだ。

そもそもおれみたいな男は普段から変質者に見られがちである。



街を普通の格好で歩いているだけで、通りすがりの女の子、女の人に変な顔をされる。
さすがに全員ではないけど、10人に1人か5人に1人は本気で嫌なものを見たという顔をするのだ。
おれは今までそうやって生きてきた。
最初はなんでおれにそんな顔するのか納得出来なかったけど、おれ、目とか二重だし、わりとキリッとした顔立ちだと思っていたんだけど、どうやらそういう問題ではなく、その人にとって生理的に受けつけない何かを発しているようだ。

だから、頭に看板をつけて変質者度が増すと、さらにその生理的に受けつけない度が増してしまうのではないかという恐れがあった。でもちがった。胸や頭に看板をつけるとそちらの方に目がいき、生理的受けつけない度が弱まるのだ。
何この人、バカじゃないという顔をする人はいるが、この人、生理的に受けつけない!という顔をする人はほとんどいないのだ!
これはすごい発見だ。

変質者度は増すけど、生理的に受けつけない度は下がる、それがおれの宣伝スタイル。


そんなわけで金曜日は3人の女子に協力してもらってチラシ配りをした。
一人だと変質者だが周りに三人居るとかなりちがう。
どうやらこの変質者っぽい人は友達みたいな人がいる、しかも女の人、ということは、見た目ほど変質者ではないのだなと思われながらチラシをいっぱい配った。

その女の人3人、みんなチラシを配るのがうまい。
ただ道を移動している時でも、看板に興味をもった顔をした人にさりげなく近づいてチラシを渡したり、映画に興味ありますか〜と優しくまろやかに近づいていったり、ほんとにもう嫌になっちゃう。
以前だったらそんな女の人はビッチにちがいないと思ってたけど、不思議と今はそんなこと思わず、ただただありがたいと思う。
そしてそんなチラシ配り上手な人達に、監督は接客業したことありますか?というダメ出しをもらった。
あるよ、コンビニとか、ちゃんこ屋とか、ビデオレンタル屋とか。無愛想で評判悪かったけど。
以前にも、あなたのチラシ配りは上から目線で偉そうだと怒られた。
おれ、ここ1ヶ月ちょっとけっこうチラシ配りしてきたんだけど、全然成長してないわ。


土曜日。
今日の新宿は『LOVE まさお君が行く!』の初日舞台挨拶とか『アメイジングスパイダーマン』の先行上映でかなり盛り上がってるんじゃねーのとおもうといてもたってもいられず午前中に家を出た。
最初はずっと一人だったため、頭はつけず、胸だけサンドイッチのスタイルで某シネコン前でチラシを配った。
どうも反応が薄いなとおもったので、思いきって頭もつけた。
あまり変わらなかった。
そもそもこのシネコンに来る客層(特に初日なので特定のキャストファンであふれかえっていた)とくそガキの告白みたいな映画を観ようとする客層は全然ちがうのではと気づくが、やけになって配り続けた。

また、オープンカフェで綺麗な女の人と昼間から白ワインを飲んでるダンディーな人に話しかけられた。
映画絶対観にいくよと言われた。次何撮るんだ、映画撮ろうぜ、というようなことも言われた。
街に出るもんだな、俺達と出会えてよかったな、とまで言われた。
オーラがあった。でも最後まで誰だかわからなかった。
電話番号交換もした。「新宿で会った偉い人」という名前で電話帳に登録した。

それからチラシ配りを協力してくれる男たちと合流。
彼らはチラシ配りがそれほどうまくはないが、不器用ながら一生懸命配ってくれた。
ありがたい。
誰かといると変質者度が減るから堂々とフル装備できるし、なんてったって俺、一人じゃないんだぜという心の余裕がハンパない。
またチラシ配りは時間がなくてできないけどど、近くのデパートで働いている人がお洒落なパンを差し入れしてくれたり、以前から上映会などを手伝ってくれている人(応援団)がレッドブルを差し入れしてくれたりした。ありがとう。


日曜日。
チラシ配りは休むつもりだったけど、やっぱりやった。
公開前最後の日曜日だと思うといてもたってもいられなくなった。

場所は最近お気に入りの新宿バルト9近く。
なんのためらいもなく、一人で胸と頭の看板をつけたフル装備で配り始めた。
金曜と土曜のチラシ配りで勢いづいたというのもあったし、近くで猫カフェの看板持って立ってた人がさりげないスパイスとなって勇気をふりしぼれた。

チラシを配り始めるといろんな人に声をかけられた。
この映画知ってます、気になってました!
へえ〜、こんな映画やるんだあ。
ほんとにチラシ配ってるんですね!
絶対観にいくからな。
お疲れ様です。
そんな一人一人の声が支えになる。
ツイッターで新宿に監督がいるって知ってチラシもらいに来ました、とか、ほんと泣きそうになる。
チラシをもらってくれなくても、頑張ってみたいな目線を送ってくる人もいて、嬉しい。
また助監督をやっていた時、とても尊敬していた先輩にも偶然会って、頑張って!と声をかけられ嬉しかった。
ツイートしてくれる人もありがたい。
















これまで、自分はずっと自分の外見にコンプレックスをもってきた。
ちょっとでも格好いい奴を見ると、オマエみたいな顔に生まれたらどんなに楽しい人生だったかとヒガみ続けてきた人生だった。
今だってそのコンプレックスは消えていない。
でも、そんなおれが、ここ最近、皆に怪しまれる格好で自ら外に出ている。
さっきは、変質者度は増すけど、生理的に受けつけない度は下がる、それがおれの宣伝スタイルとか書いたけど、そんなことはどうでもいい。
頭と胸に「くそガキの告白」という映画の看板を背負えば、応援してくれる人がいる。
こんな自分を応援してくれる人がいる。
だから恥ずかしいとか変質者とかいってられないし、もっともっとこの映画を広めなければならない。

これからほぼ毎日フル装備で新宿の街に出没します。
太一サブウエイ

新宿でこんな奴見かけても、変質者と思わず、コイツはコイツで人生必死なんだと温かい目でみていただけたらとおもいます。


映画『くそガキの告白』公開まであと5日。
なりふりかまっちゃいられない。
もうすぐ夏がはじまる。

たまには告知。

『くそガキの告白』公開まで一週間をきった。
いよいよだ、いよいよ迫ったきた。
あー、やばいやばい。

最近チラシ配りにまとまった時間が取れなかったけど金曜土曜久しぶりにチラシを配りをした。
そのことはまた明日にでも書きます。

ということで、今回はたまった告知を一気にさせていただきます。(久しぶりの更新が告知でごめんなさい)


★初日舞台挨拶★
6月30日(土)21:05の回上映前
登壇者 今野浩喜(キングオブコメディ)、田代さやか、辻岡正人、高橋健一(キングオブコメディ)、おれ。
MC ブルーセレブ(漫才新人大賞優秀賞おめっ)
※25日(月)よりテアトル新宿劇場窓口で予約販売開始します。1000円で見れる特別サービス券も使えるよ。
※初日は朝(9:45〜)の回も夜の回もおれ、皆にジュースおごるからねー。
詳細はここ

あ、あと、マスコミの皆様は、20:30から、1階エントランスにて受付開始です。
マスコミのみなさん、是非是非取材に来てください!



★オールナイトイベント 朝までくそガキ七夕祭り開催!★
7月7日(土)開場/20:50 開演/21:05 終了/5:00(予定)
テアトル新宿にて、くそガキの告白上映、太陽族アコースティックミニライブ、秘蔵映像公開?などなど。
出演者 今野浩喜(キングオブコメディ)、田代さやか、ブルーセレブ、おれ+シークレットゲスト?
詳細はここ


★みんな知ってる?モーニング上映あるよ!高校生以下は500円だよ!★
チラシには書いてないけど、土曜、日曜、祝日、水曜は、朝9:45〜のモーニング上映がある。
それと新価格、朝も夜も高校生以下は500円だ!
以前の墨田区の先行上映会にて中学生たちが映画を観てすごく楽しんでくれてたことを思い出す。
すごく嬉しかった。
だからもっともっと中学生、高校生たちにも観て欲しい!よろしくね!
もちろん、おじさま、おばさまも、よろしくおねがいします。


★くそガキ、ニューヨークに行く!★
7/28 ニューヨークのジャパンカッツという映画祭でくそガキの告白を上映していただけることになりました。
詳細はここ
ニューヨークの前に、××で初の海外上映あるけど、それはまだ言っちゃだめなんだって。
その後も海外でちょこちょこ上映するとおもいます、したいです。
待ってろ、世界!


★おれなんかの特集上映があるんだって〜くそガキの告白を1.2倍くらい楽しむ方法〜★
3日後、27日(水)19時〜 渋谷のアップリンク1階にて、くそガキの告白の原点「怪奇!アンビリーバブル 闇の都市伝説」や最新作、仙台短篇映画祭311明日の『ベージュ』などが上映されます。
上映後、先輩監督の村上賢司監督、白石晃士監督とたっぷりトークします。お二人ともくそガキの告白を観てくれているのでネタバレしない程度にくそガキトークにもなるとおもいます。
みなさま、お時間あったら気軽に遊びにきてね!
詳細はここ


★田代さやか&小島瑠璃子がくそガキのロケ地をまわる、田代県立小島高校リピート放送中★
詳細はここ


★キングオブコメディ出演、男おばさんLもリピート放送中★
詳細はここ




というかんじです。
告知全部読んじゃった、あなた。
そんなあなたに来て欲しい! どうぞよろしく!

元気をもらった。

いろいろ嫌になることもある。
でも、毎日元気をもらってる。

渋谷ユーロスペース前で一人でチラシ配ってたら若者が突然チラシ配りを手伝ってくれた。
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日本映画界皆で変えていきましょう!という熱い映画青年たちに元気をもらった。

チラシ配りの練習。
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つきあってくれた、ちょっとシャイな映画少女たちに元気をもらった。

くそガキの告白や3分11秒の短編「ベージュ」にも出演してくれた太田正一くん。
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ただ配るだけじゃだめ、興味持ってくれた人とはさりげなく話し込む太田流チラシ配り術に元気をもらった。

『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』渋谷シネクイントの楽日。
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深谷ではじめて話してからいつもがんばってくださいと優しい言葉をかけてくれるSRクルーたちに元気をもらった。

先輩大九明子監督作『東京無印女子物語』初日。
満員の劇場でチラシ配りをしたあと、打ち上げにお邪魔。
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若い役者たちとのフレッシュな会話と顔なじみのスタッフたちとの日常に元気をもらった。

この打ち上げ最中に、くそガキの告白主演キングオブコメディ今野浩喜さんとヒロイン田代さやかさんがラジオに出演していた。その生放送中電話がかかってきて自分も少しだけ出演した。
ここに、酔っぱらってて何喋ってるのか分らない(つ″Å`。)って書いてあるけど、普段でも何しゃべってるかわからないからまあいっか。
電話口の向こうから聞こえる、今野さんと田代さんのいつもの突っ込みに元気をもらった。

また、くそガキ出演役者とその奥さんと子供が誕生日を祝ってくれた。
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おれもいつかこんな家族をもちたいなと元気をもらった。

ツイッターやfacebookでたくさんお祝いのメッセージもらって元気をもらった。













ここで紹介しきれません、ありがとう。


流通経済大学の学園祭。今野さんそっくりの学生が、「ブログみてますよ!おれ、昔から今野さんにそっくりって言われてて、映画すげえ楽しみです」と、雨のなかチラシ配りを手伝ってくれた。
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彼、一生懸命すぎて傘もささずにチラシすげえぬれちゃってたけど、その純な無鉄砲さに元気をもらった。

ゆうばり映画祭で映画を観てくれた方から冷えた夕張メロンが届いた。
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しみじみと元気をもらった。


大隈重信公にも、
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いつも優しい高田馬場CDショップムトウさんにも、
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おれをインタビューしてくれた雑誌ピクトアップにも、
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映画泥棒にも、
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鰹にも、
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元気をもらった。

そして、何より、昨夜の本八幡サードステージでのライブだ。
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本八幡01


生きててくれてありがとう!!という太陽族ボーカル花男さんの熱いメッセージをはじめ、太陽族のエネルギッシュでまっすぐな演奏、魂、気持ち、そしてTHE SNEEZEの荒々しい雄叫びに、とってもとってもとってもとっても元気をもらった。そして一緒に騒いでくれた仲間にも。
ありがとう!!

そしておれをかついでくれた力持ちの人、ありがとう!
本八幡02



くそガキの告白公開まで2週間きった!
くそ野郎!
みんなにもらった元気を素にさらにここから走り続るぞ!




思い出せ

昨日「くそガキの告白」マスコミ披露試写会が行われた。

以前から、
試写会やらないの?
試写会やるべきだ。
試写会やってほしい。
知人の映画関係者やマスコミ関係の方からそう言われていた。
だから、試写状には、マスコミの皆様のご要望におこたえして、と記した。

ゆうばり映画祭で色々賞とったし、月刊シナリオなどのメディアに大きくとりあげられたり、みんな注目してくれてる、そんな実感があった。まだまだ街に出れば知らない人が大多数の映画だけど、業界の人はみんな気になっているのではないか。だから満員で人が入れなかったときの対策も考え、サンプルDVD20枚持参した。

そして試写開始時刻。
来場者、数人。
関係者の知人、知人の知人はいたが、マスコミ関係者はほとんどいなかった。
マスコミにリリースを送っていないわけではない。
知人のプロデューサーや、ゆうばり映画祭関係者、劇場側からいろいろリリースをながしていただいた。
自分でももちろん送った。
でもだめだった。
完全に自分の怠慢だ。(自分だけというわけでないが)
チラシ配りに熱を入れていたなんて、そんなこと言い訳にできない。
チラシ配りはやらないよりやったほうがいい、でも、それより重視することはある。
わかってたのに。
さいたまスタジアムで無謀にチラシ配りにいくなら、一人でも多くのマスコミに声をかけて試写に来てもらうべきだった。

人の少ない試写会場は本当に寒々しかった。
埼玉県北本市での先行上映も宣伝不足からお客さんがかなり少なかったけど、あのときの何倍、何十倍寒々しかった。
主要キャストに舞台挨拶に来てもらってるのにという申し訳なさももちろん強くあったが、何か世間から、オマエらが勝手に盛り上がってるだけだから、世間はみんなオマエらのくそだかうんこだかよくわかんねえ映画にまったく興味なんてねえから、勝手にやってろ、と言われてる気がした。

人が来なかった原因は僕らのマスコミへのアプローチ不足であり、もっともっと根気強くアプローチをかければなんとかなったかもしれないし、今後はそうすべきなんだけど、ヘコんだ。
おまけに舞台挨拶も話すべきことを話せなかった。
だめだ、完全に、だめだ。


試写会後みんなで反省会的に酒を飲む。
そこで『くそガキの告白』ヒロイン田代さやかさんのインタビューが週刊大衆に載ってることを本人から聞き、初めて知った。
ブログには書いてあったし、気にしていればわかることだった。
映画本編での貢献はもちろん、今までの上映会、イベントでいっぱいいっぱい協力してくれた田代さん。
そんな田代さんのインタビュー。ただのインタビューじゃない。映画のことやプライベートのこともいっぱい語ってくれている面白いインタビューだ。
それを見過ごしてるなんて、自分のことしか考えていない証拠である。
自分は自分のことしか考えずにチラシ配りをしているわけではないけど、結果そうだ。
チラシ配り、単なる自分アピールのためだけ。
こんなに強く、強く映画をいろんな人に観て欲しいって思ってるに、それを自分は行動で示せていないのだ。

あー。

そんな自分にさっき、手紙が届いた。
ゆうばりの中学校の先生からだ。
誕生日カードだった。

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ばかなんじゃないか、とおもう。
なんでおれなんかにこんなもの送ってくるのか、
そこには自分の学校の生徒たちと一緒に撮った写真も同封されていた。
なんでおれに、なんで…

この先生はゆうばり映画祭で『くそガキの告白』を観て凄く気に入ってくれた。
映画祭のあとすぐに手紙がきて、学級新聞にもいろいろ書いてくれた。
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先生は映画をすごく愛してくれた。
だから、おれなんかに誕生日カードを送ってくれた。
でも誕生日は明日だ。
でも、明日よりも今、ほしかった。
ありがとうございます。
ほんとうに。

これからもこうやって一人一人に映画を届けたい。
マスコミとか一般客とか関係なく、一人一人に。
だから、チラシも配り続けよう。
もちろんそれだけじゃなく。
なんとかしなきゃ。
もっと、もっと。


ヘコんだらゆうばりの、あのときの歓声を思い出せ。
映画を観てくれたみんなの声を思い出せ。
おれたちの映画は、まだまだ、ここから羽ばたくんだ。

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プロフィール

鈴木太一(すずきたいち)
1976年6月16日生まれ。
東京都江戸川区出身。
映画「くそガキの告白」監督脚本。

鈴木太一のTwitter
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